総務部第13週「季語」終幕

みなさん、こんにちは。

まんまみ~やをお読みの方はご愛読ありがとうございます、それ以外の方は初めまして。

Lilyことくぼちゃんです。総務部の3回生です。

今回はまんまみ~や記事担当としてではなく総務部員としてということで、Lilyのときの一人称使用禁止を解禁し、避けていた「ですます調」もどんどん使っていきますね。

 

さてさて今週は試験三昧の一週間です。

いかがお過ごしですか?どんな場所で勉強してますか?

私のオススメは電車の中です。特に朝の京葉線の下り。

東京から新習志野までの約30分間!始発だから座れる!しばらく地下で圏外!

いやぁ、まさにテスト勉強のためと言ってもいいですね。

え?家で勉強しないから直前に慌ててるだけだろうって?

なにをおっしゃるですかソンナコトアルハズナイデスヨ?

……こほん。えー勉強は計画的に行いましょうということで。

 

ところで勉強、学問は授業でやるものだけじゃないですよね。

普段そう使わない雑学もある種の学問だと私は思います。

ナイフ1本だけで下水道探索に行くための知識とか、きみがよの2番の歌詞とか、抽選のあのガラガラの正式名が新井式廻轉型抽籤器であるとか、各月の時候の挨拶とか。

そんなものを覚えるのも案外いいものですよ。たとえ使わなかったとしても、心が豊かになるってものです。

(今のネタ全部分かった貴方は私の同志ですね。ぜひ今度お茶でもしましょう。)

 

というわけで、今回も時候の挨拶をご紹介!

全12幕にわたるこの記事も今回が最後。トリを務めさせて頂けることに感謝感謝ですね。

それでは参りましょう!

 

第12幕「9月の挨拶」、開幕です!

 

新秋(しんしゅう)の候(9月上旬)

まだ暑くて夏らしい日が続き嵐が来たりもするなか、ふと見上げると木々の葉が大きく大きくなっている。紅葉には程遠いけれども、若葉というには月日が経ち貫禄があって……濃い緑へと変化した葉たちになんだか次の世代への繋がりを感じる、そんな秋の風景がこの言葉から思い浮かびます。

 

涼風(りょうふう)の候(9月中旬)

りょうふうって響きから綺麗ですね。

夏と同じ服装で外を歩いていたらふわりと吹いてきた風が涼しさを運んでくる。そのわずかな肌寒さにそろそろ衣替えをしようかなぁ、なんて思ったりするものです。ちょっとしたきっかけで秋を見つけた嬉しさや楽しさを感じますね。

 

秋冷(しゅうれい)の候(9月下旬)

まだ空は明るいけれど、まるで陽が沈んだ後のように冷えはじめるこの頃。夕暮れの空と蜻蛉の姿に少し物哀しい気分になり、秋の夜長に遠くへ想いを馳せる。秋という直接季節を表す言葉を使いながらも、人それぞれの哀愁を思い起こさせる、不思議な言葉です。

 

9月は時候の挨拶も様々でいいですね。

季節は移り変わるし、過ごしやすいし、果物も美味しい。学期も変わって出逢いも別れもある。

もしかしたら年間で一番色々な顔を見せてくれるのでは?

言い過ぎかな。

なんだか9月が待ち遠しくなりました。

 

以上!

前振りより本編の方が短いなんてツッコミはなしです。なにせ千秋楽ですから。始まりと終わりに挨拶していいでしょう?

そういえば千秋楽の語源は諸説ありますが、私が好きなのは「秋が終」「楽が落」に通じるからというものです。音の響きだけと言ってしまえばそれまでですが、秋と終わりに繋がりを見出すのは面白いなと。まるで秋が全てを終わらせてしまうのが当たり前だったようで……切なくも美しいですね。

それぞれの四季に意味を見出すなんて雅じゃないですか?

まあだからこそ季語があるのでしょう。だからこそ手紙を書くときには「親愛なる」ではなく季節の言葉と相手を気遣う言葉ではじめるのでしょう。

日本っていい国です。

 

はい、気づいたら1500字を超えていますね。

(最初に書ききったときは2100字あったんです。これでも削ったんです。)

この辺でお暇するといたしましょう。

ではまたこのブログでみなさんに逢えることを祈って。

 

 

明日は厚生部です!お楽しみに。

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